2015年5月29日(金) ~31日(日) パシフィコ横浜にて 第114回日本皮膚科学会総会を開催致します。



日本皮膚科学会は2013年7月17日にロドデノール(RD)含有化粧品の安全性に関する特別委員会(特別委員会)を設置し、RD誘発性脱色素斑の患者さんと医師への正しい情報の迅速な提供を目的に症例の疫学調査と原因調査、発生機序の解明を行い活動してきました。

特別委員会は、「正しい情報は、まず患者さんと皮膚科医へ」の方針のもと、患者さんには「患者さん向けFAQ」、診療にあたる皮膚科医へは「医療者向け診療の手引き」で情報提供し、1)一次全国疫学調査、2)パッチテスト試薬の調整と配布、3)特別委員会施設内二次調査、4)二次全国疫学調査、5)三次全国疫学調査(紫外線治療についての詳細調査、特別委員会施設での医師と患者さんへのアンケート調査を含む)、6)治療のための発生機序の解明を行いました。

それらの成果を踏まえ、2015年5月31日、第114回日本皮膚科学会総会にて日本皮膚科学会と日本アレルギー学会共催市民公開講座「化粧品を安全に使うには?2つの化粧品健康被害から学んだこと?」が開催され、その第二部に「RD誘発性脱色素斑から学んだこと」と題して市民の方に特別委員会活動の成果をお話しし、特別委員会の活動を終了しました。 当日は用意した600部のテキストはすべてなくなり、630名余りの参加があり、質問も多く活気のある市民公開講座となりました。

【委員会を終わるにあたり】
三次調査の対象患者では、14%に尋常性白斑の合併があり、また、脱色素斑が回復傾向を示さない、あるいは悪化しているが16%ありました。今後は、治りにくい患者の治療、尋常性白斑の病態解明と治療方法の開発があらためて重要と考えます。RD誘発性脱色素斑の日本皮膚科学会としての調査研究は厚労省研究班に参加される石川治教授(群馬大)、片山一朗教授(大阪大)、鈴木民夫教授(山形大)に託されるほか、多くの研究が進行しており、その成果が期待されます。私もRD誘発性脱色素斑の予後と治療に関する研究を一研究者として続けていきます。FAQと診療の手引きは近く最後の改訂を行いホームページに掲載予定してります。ここでは、市民公開講座の当日のテキストを掲載いたします。患者さんへ配布いただきご利用ください。  

会員のみなさまには、疫学調査ならびに診療にご協力いただきましたことを心より御礼申し上げます。
平成27年6月26日
ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会
委員長 松永 佳世子

市民公開講座当日配布資料市民公開講座当日配布資料


会員のみなさまへ

この度第114回日本皮膚科学会総会にて、「化粧品を安全に使うには」と題して市民公開講座を開催する運びとなりました。
市民公開講座のポスターをダウンロードできるようにいたしましたので、患者さんや本講座にご興味がある方へご紹介していただければ幸いです。もちろん医療関係者の方々のご参加もお待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。


「化粧品を安全に使うには~2つの化粧品健康被害から学んだこと~」

日時: 2015年5月31日(日)13:20~16:30
※13:00の開場時間に合わせてご来場ください。
会場: パシフィコ横浜会議センター 1Fメインホール
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1番1号
TEL:045-221-2155



定員: 600名
参加費: 入場無料、事前登録不要
どなたでもご入場いただけます。

報道・取材について
市民公開講座での取材は、第114回日本皮膚科学会総会の取材規定に準じます。会頭の事前の許可を必要とします。当日のお申込みは受け付けませんので、ご注意ください。




第一部(13:20~14:40)

「加水分解コムギ末(グルパール19S)による経皮感作コムギアレルギーから学んだこと
 日本アレルギー学会化粧品中のタンパク加水分解物の安全性に関する特別委員会報告」


 座長:斉藤 博久(日本アレルギー学会理事長)、松永 佳世子(特別委員会委員長)
 共催:一般社団法人 日本アレルギー学会/第114回日本皮膚科学会総会

  1. 「加水分解コムギ末によるアレルギーはどんな特徴があったの?」

     演者:福冨 友馬(国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 診断・治療薬開発研究室 室長)
  2. 「加水分解コムギ末によるコムギアレルギーの経過 全国の調査からわかったこと」

     演者:矢上 晶子(藤田保健衛生大学医学部皮膚科 准教授)
  3. 「治りにくい患者さんのために」

     演者:千貫 祐子(島根大学医学部皮膚科 講師)
  4. 「加水分解コムギ末の抗原解析からわかったこと:今後の対策」

     演者:手島 玲子(国立医薬品食品衛生研究所食品部)


第二部(14:50~16:25)

「ロドデノール誘発性脱色素斑から学んだこと
 日本皮膚科学会ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会報告」


 座長:島田 眞路(日本皮膚科学会理事長)、松永 佳世子(特別委員会委員長)
 共催:公益社団法人 日本皮膚科学会/ 第114回日本皮膚科学会総会

  1. 「白斑とはどんな病気?そのなかでロドデノール誘発性脱色素斑は
     どんな特徴があったのか?」

     演者:錦織 千佳子(神戸大学医学部皮膚科 教授)
  2. 「どうして白斑になったの?これまでわかったこと、そして今後の展望」

     演者:鈴木 民夫(山形大学医学部皮膚科 教授)
  3. 「どうすれば治るの?患者さんの声を聞いて、そして、治りにくい患者さんのために」

     演者:松永 佳世子(藤田保健衛生大学医学部皮膚科 教授)


第114回日本皮膚科学会総会 運営事務局
公益社団法人日本皮膚科学会内 総会・学術大会チーム
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-4
TEL:03-3811-5079/FAX:03-3812-6790
E-mail:jda2015@dermatol.or.jp

▲ Page Top